「マダニ」の危険性とは何か?バズワード201707_Google

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2017年7月度のGoogleトレンド 急上昇ワード月間ランクイン回数6位は、「マダニ」です。
詳細データは以下をご覧下さい。

2017年7月度データ

ランクイン回数詳細ワード備考
5回 
マダニ(5回)
◎詳細キーワードごとのランクイン日
①マダニ:2017/7/12、2017/7/13、2017/7/25、2017/7/26、2017/7/27
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「マダニ」とは何か?

虫です…こういうヤツです。

もともと日本全域に生息している固有種であり、
主に犬や猫、自然環境下ではイノシシや鹿といった動物にも寄生して血を吸うという、あまりお近づきになりたくない生き物です。

マダニにとっては人間(の血)も捕食対象であり、昔から被害は出ていた様です。

一度寄生すると数日間もの間宿主の血を吸い続け、こんな姿に豹変します。

…グロい。

確かにグロいですが、敵のことを知らずして手は打てません。
特にペットを飼っている方やアウトドア好きの方は、頭に焼き付けておくべき虫と言えるでしょう。

「マダニ」がランキング入りした理由

マダニが原因の死亡事故の報道が多発したからです。

いずれも痛ましい事故ですが、身近にいる虫です。
事例から学び、再発させないことが大切ですし、事故に遭われた方の死を無駄にしないということにも繋がると思います。

①北海道内(2017/7/11)

ダニが媒介する脳炎(ダニ媒介脳炎)で70代の男性が死亡。
北海道では3例目とのこと。

 北海道は11日、マダニが媒介する脳炎で70代の男性が死亡したと発表した。道によるとマダニ媒介の脳炎は3例目でいずれも道内で確認されており、死者は昨年8月以来2人目。 道地域保健課によると、男性は6月…

②徳島県内(2017/7/13)

マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染した
徳島県内の80代女性が死亡したと報道された。

徳島県は、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に県内の80代女性が感染し今月上旬に死亡した、と13日発表した。県によると、女性…

③西日本(2017/7/25)

厚生労働省が、2017年7月24日に

野良猫に噛まれた50代の女性が、
マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、10日後に死亡していたと発表。

厚生労働省は関係各所に本件の注意喚起を実施しています。
詳細は以下をご確認下さい。

厚生労働省:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に係る注意喚起について

この報道が何故注目を集めたのか?

従来、SFTSはウィルスを持ったマダニから感染するものとされていました。

つまり、マダニに噛まれた(吸血された)場合にSFTS感染のリスクがあるとされていた訳です。

しかし、今回の報道では

  • SFTSウィルスを持ったマダニが野良猫に寄生⇒野良猫がSFTSに感染
  • 野良猫がSFTSを発症
  • 発症中の野良猫に噛まれた人間がSFTSに感染⇒死亡に至る
という初めての事例が確認されたという内容になっています。

 厚生労働省は24日、野良猫にかまれた50代の女性がマダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、10日後に死亡していたと発表した。かまれたことが原因とみられ、猫からヒトへの

保存版:マダニが原因で発症する病気とは?

①専門家(殺虫剤メーカー)のまとめ記事

「あの」フマキラーさんがまとめてくれていました。

…結構な種類があります。
マダニそのものが深刻な被害を及ぼすというよりも、

吸血した動物、その他何らかの要因で良からぬ菌を持ったマダニが
人間やペットに深刻な被害をもたらしている様です。

②行政の対応(主な症状の紹介、注意喚起等)

行政も事態を軽視している訳では無いようで、主な症状の紹介及び注意喚起を行っています。

②-1:厚生労働省(ダニ媒介感染症について)

年金の一件では下手を打った感がありますが(笑)、さすが厚生労働省。
キッチリまとめてくれていますし、Q&Aは都度更新してくれるそうです。

アウトドアをたしなむ方や、ペット(特に犬)の散歩や運動などで自然環境に出る機会が多い方は、一読しておくべき内容だと思います。

②-1-1):ダニ媒介感染症

ダニ媒介感染症について紹介しています。

②-1-2):ダニ媒介脳炎に関するQ&A

ダニ媒介脳炎に関するQ&Aについて紹介しています。

②-2:長崎県(マダニやツツガムシに関する注意喚起)

2017年7月12日から7月13日で検索した時に長崎県の注意喚起記事がヒットしたので紹介しておきます。

感染症には地域性もあります。

例えば…
北海道ではダニ媒介脳炎の被害が出ていますが、
九州なら日本紅斑(こうはん)熱の被害が多い、

といった傾向があるということです。

地方自治体の注意喚起を定期的にチェックしておくことが、
予防や早期発見には一番効果が高いと思います。

予防策の紹介(国立感染症研究所)

厚生労働省の施設等機関である国立感染症研究所が、
「マダニ対策、今できること」という内容のページをウェブサイトに掲載。

また、このページで紹介されている内容はダウンロード可能となっており、
携行する際にも非常に使いやすいです。

時間をとって是非一読してみて下さい。

主なポイントは、

  • 服装
  • 忌避剤(虫よけ)の使用
  • 入浴等で事後確認
  • 異変を察知したら速やかに医療機関を受診
となっています。

補足:マダニの除去・処置は医療機関にお願いすべき

上記資料への補足ですが、

マダニの付着(寄生)を確認したら、医者で処置して貰うこと

これが人間、ペットを問わず重要なポイントになる様です。

その理由は、無理矢理マダニを引き剥がそうとすると

①マダニの頭部や口部などが宿主の身体に残ってしまう可能性がある
②マダニの体液が逆流するリスクがある

…上記いずれの場合も、
感染症を持つマダニであれば感染症が体内に入るリスクがあるため、
医療機関でプロの適切な処置を受けるべきだと言われています。

万一ヤツの寄生を確認したら…腹立たしさや気持ち悪いといった感情はグッと抑え、
大至急医者に駆け込むことを心掛けましょう。

あとがき:知識を身に付け、冷静に対処すべし

最近で言えば「ヒアリ」のような外来種と違い、
マダニはもともと日本に、しかもその辺に生息している生き物です。

  • どんな所に生息しているのか?
  • あなたが住んでいる地域での被害状況は?
  • 疑わしき症状とは?
  • おかしいと思ったらどうすべきか?
といった点を学び、

  • 予防策
  • 疑わしい症状が出た時の対処方法
を理解しておけばリスクは低減出来るはずです。

何か起きてから騒いでも、良い結果にはなりません。

マダニだけを駆除することは現時点では不可能でしょうから、
正しい知識を身に付け、予防と早期発見に繋げていくことが何より大切です。