「みたまうつしの儀」神式葬儀の注意点は?201706_Yahoo

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2017年6月度のYahoo最多検索数1位に輝いた急上昇ワードは、「みたまうつしの儀」です。詳細データは以下をご覧下さい。

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みたまうつしの儀

※複合ワード、類義語でのランクイン無し

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「みたまうつしの儀」とは何か?

神式葬儀に出てくる言葉で、「遷霊祭(せんれいさい)」「御霊移しの儀」とも言います。

「みたまうつしの儀」がケタ外れの検索数を叩き出した理由

この記事を読んでいるあなたも、既にピンと来ているかもしれませんね。

2017年6月22日に、元アナウンサーで歌舞伎俳優市川海老蔵さんの妻、
小林麻央さんがお亡くなりになりました。

市川家は仏式葬儀ではなく神式葬儀であったことから、
麻央さんの葬儀も神式葬儀で執り行われました。

海老蔵さんがご自身のブログで「みたまうつしの儀」が終わったという趣旨の投稿をしたことから、このような爆発的な検索数を稼いだのだと思われます。

神式葬儀と仏式葬儀の違い

よくよく見ていくと、結構相違点があります。
いくつか例を挙げて説明します。

①「死後」の考え方が仏教とは決定的に異なる

神道の場合、人の生死に対する考え方は以下の通りとなります。

「そもそも人は神の世界から人間の世にやってきた」
「人は死後神々の世界に戻り、子孫を見守る神(守護神)となる」

対して仏教の場合は、以下のような考え方がほとんどです。

「人は死後、仏のもとで暮らす(極楽往生)」
「生前の業に応じた世界に転生する(六道輪廻)」

神道と仏教とでは、人の生死に関する考え方に大きな違いがあります。
この考え方の違いが、葬儀を行う上でも影響してくるのです。

②「お悔み」「哀悼」といった表現はNG

上記の通り、神道の考えでは死は悲しいものという概念がありません。

従い、仏式葬儀では当たり前になっている「お悔み」「哀悼」といった表現を神式葬儀で使うことはNGとなります。

【注】(故人が亡くなって悔しい、悲しいという感情は人としてあって当たり前のこと。
あくまで神道の考え方を述べています)
また、仏式葬儀の場合に忘れると真っ青になる「数珠」も神式葬儀の場合は不要です。

この辺も、押さえておきたいポイントとなるでしょう。

③香典も「ご仏前」ではなく「お玉串料」

冷静に考えれば分かることですが、神式葬儀ですので、仏様に故人の成仏を祈るものではありません。「お玉串料」と書くようにしましょう。

訃報を受けた時は取るものもとりあえず…
となるパターンも多いですが、葬儀の内容を事前に確認しておくべきですね。

④いわゆる法事は「御霊祭(みたままつり)」と呼ぶ

これも神道における「人の死」を考えれば納得出来る表現です。

故人は神の世界に戻り、子孫を守る神になった訳ですから、
「神(霊)を祭る」という表現になる訳ですね。

「御霊祭」へ参列する際も、

・ご霊前ではなく「お玉串料」
・数珠はNG

といったポイントは押さえておきましょう。

参考記事:神式葬儀まとめ記事

一通り見比べてみた結果、以下の記事が分かり易くまとまっていると思います。
興味のある方はご覧になってみて下さい。

最後に(まとめ)

今回、市川海老蔵さんのコメントがきっかけで「みたまうつしの儀」という言葉の意味や
「神式葬儀」というものの存在を知った方は多いと思います(私もそうです)。

神式葬儀のシェアは10%程度あると言われており、立ち会う機会は誰にでもあり得ます。
先述の通り、神式葬儀と仏式葬儀とでは考え方が大きく異なります。
仏式葬儀の作法(考え方)で神式葬儀や御霊祭に参列してはいけません。

神式葬儀についても最低限の知識を身に付け、
故人や遺族に対して失礼のない対応をしていきたいですね。